本間正明先生について

 修士課程に進んだばかりのころ、週に1回だけ大阪大学に通って、本間先生の研究会に出ていました。あのころの大阪大学は他を圧して院生教育がうまくいっていて、その中心に本間先生がおられました。
 一度、こっぴどく不勉強を叱られました。そういうのは人生の宿題みたいなもので、今でもそれが私の乱雑な机に置きっ放しになっています。
 自分のまいたものがあっちこっちに残っていて、そう簡単に消えてなくなることがない。それが教師という商売のシアワセであろうと思います。