2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「塾は禁止」教育再生会議で野依座長が強調

http://www.asahi.com/national/update/1223/TKY200612230248.html ご趣旨はよくわかりますが、脱法行為が容易であるようなルールは作るべきではありません。最悪の場合、禁酒法がギャングの跳梁を許したように、犯罪組織が教育に乗り出してきますよ。

所有権と利用権をめぐって

海洋・森林など「土地」には、エンピツやノートに対する所有権と同様のものが設定されている場合もありますし、「公海」のように、それがない場合もあります。人は土地を利用するために欲しがるのですから、「利用権」について約束事があれば、「所有権」は…

本間正明先生について

修士課程に進んだばかりのころ、週に1回だけ大阪大学に通って、本間先生の研究会に出ていました。あのころの大阪大学は他を圧して院生教育がうまくいっていて、その中心に本間先生がおられました。 一度、こっぴどく不勉強を叱られました。そういうのは人生…

公取委、シェア基準を撤廃 合併審査指針の改定案

http://www.asahi.com/business/update/1216/022.html この記事で取り上げられている指数は「ハーフィンダール・ハーシュマン指数」といって、従来から公正取引委員会がさまざまな業界について発表しています。累積生産集中度・累積出荷集中度のExcelファイ…

「たんす預金」が日銀長期国債保有の上限を扼す

http://www.nli-research.co.jp/stp/nnet/nn060808.html 日銀の国債買い切りオペは、いわゆるゼロ金利政策の裏の顔として続いてきて、日銀当座預金残高に関する政策目標を撤廃した後も続いています。日銀の長期国債保有は日銀券残高(紙幣の発行総額)を上限と…

基準を下げてまでは採用しない

http://www.asahi.com/business/update/1215/040.html 人間はないものねだりをする動物だ、と痛感させられることは日常よくあります。そこで止まらないで、平静に会話を続けられるかどうか。状況全体を遠くから見るbird's eyeを持てるかどうか。そのへんでけ…

琉球大の「遅刻で罰金100円」教授処分大騒動の「なぜ」

http://www.j-cast.com/2006/12/13004320.html うーん朝一遅刻厳禁の某廃止講義でやっていたら、というのは悪い冗談で、単位認定に100円といえども金品を絡めていいわけがないです。受講者全体に対してなら、教材を売るなどしてお金を手元に残すケースもあり…

USBワンセグチューナー

http://www.iodata.jp/prod/multimedia/tv/2006/gv-1sgusb/ こりゃすごい。ケータイ抜きでパソコンにワンセグがやってくる、ってことですよね。読み間違いでなければ。自宅は電波源だらけで電波状態激悪な地域ですが、試してみるかなあ。

現代の独占・寡占

世界市場がつながった結果、国内での高シェアが世界市場での競争力確保はおろか、国内市場での独占力行使すら保証しなくなりました。マルハとニチロの合併をめぐる報道は、それでも先行きは厳しい、という見方で一致しています。 生産技術に、非常に大きな規…

ダルフール問題

finalventさんが繰り返し強調しているダルフール問題ですが、上のエントリでFAO日本事務所のサイトを見ていたら、すぐ下に短い日本語の解説がありました。私の小さいころにはビアフラ問題が日本のマスコミに盛んに取り上げられていて、ソマリア内戦・エリト…

要するにこういうことであるのかと

1980年代後半を皮切りにソビエト・東欧圏が市場経済に移行し、中国も開放経済に傾斜して、世界的に低賃金であった国々と、もともと市場経済を取っていた国々が市場を通してつながりました。 このことによって一気に低賃金労働者と、その低収入家計が市場につ…

大学院派と学部派

というとそれはそれで語弊はあるのだけれど。 社会人で経済の大学院に行って学位を取ろうと言う人は、まあ全国的には、よりどりみどりです。ちゃんと論文を書いて学位を取ろうと言う人の中に、伝統的な学問分野に沿って指導できる人たちはもうあまり残ってい…

物価連動国債

http://www.tdasset.co.jp/bukka/index.html いやーうかつにも知りませんでした。インフレ税なんて世間はもう許さないわけですね。インタゲで下手を打って債券暴落が起きたときの脱出口と言うか。日銀・財務省もこういうところはしっかりしてますね。という…

言ったらやらないと

2年生半数、留年危機 英語検定が壁 横浜市立大の学部 http://www.asahi.com/life/update/1208/009.html この事態そのものについてはノーコメントですが、大学側のコメントが「今の大学は、学生より世間が怖い」ことを端的に示しています。いや、当社もそう…