2008-01-01から1年間の記事一覧

私大経営の現状

学士力の定義を探してhttp://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/gijiroku/08121809.htm:Title=大学分科会(第73回) 配付資料を読んでいたら、私立大学経営の現状に関するふたつの文書が目を引きました。短大が四大昇格を模索した結果、「短大が…

学士力ふたたび

学士力概念の大筋は2007年9月のhttp://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/018/gijiroku/08022508/002.htm:Title=学士課程教育の再構築に向けて(審議経過報告)に示されていて、パブリック・コメントを経て大学分科会に正式報告があがる、というこ…

非常に大雑把な経済政策のはなし

http://hnami.or.tv/d/index.php?diary081225:Title=市街地価格指数(全国、全用途平均)出典 http://www.stat.go.jp/data/chouki/22.htm:Title=総務省統計局『日本の長期統計系列』表22-20 原データはhttp://www.reinet.or.jp/:Title=日本不動産研究所「市街…

学士力

http://www.asahi.com/edu/news/TKY200812240076.html:Title=大学生の学習目標「学士力」規定を 中教審が答申 文部科学省HPに答申全文がまだ上がっていない段階ですが、経済産業省系の研究会によるhttp://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.htm:Title=…

医薬品のネット販売と転売

http://www.asahi.com/health/news/TKY200812210167.html:Title=万引きした薬、買い集め割安転売 容疑の卸会社長ら逮捕(Asahi.com) 数年前に「テレビ電話での薬剤師説明があれば、店頭に薬剤師がいなくても医薬品販売が出来るか」という問題が起き、「ダメ」…

バルチック海運指数

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%AF%E6%B5%B7%E9%81%8B%E6%8C%87%E6%95%B0:Title=バルチック海運指数は海運運賃の指数です。http://www.bloomberg.com/apps/cbuilder?ticker1=BDIY:INDが一番見やすい長期チャート…

スクラップ価格の変動

鉄には大きく分けて、高炉品(主に工業製品の材料)と電炉品(主に建築用)があります。鉄スクラップは後者にだけ混ぜられます。電炉品は材質がすこし不均一ですが、小ロットで納期も短めなので、需要変動の大きい建築用に使われます。私たちが「大手鉄鋼メーカ…

政策金利がプラスなのはそんなにマズイのか

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/081219/fnc0812191413009-n1.htm:Title=日銀の政策金利を0.1%に引き下げる決定について、「プラスの政策金利だと、市中銀行が日銀に持つ預金にプラスの利子がつき、貸出などに回さない誘因となるので十分な効果は…

日米金利差とアメリカ国債消化

現在、アメリカ国債を最も多く保有している外国は中国、次いで日本です。最近「予期しない円高に直面して」金融取引で損失を出した中京圏の私立大学がありましたが、円高になると「すでに」外貨建て資産を持っている人は損をします。円に戻したときの額が小…

非常の策としての財政赤字

むかし伊藤光晴先生が京都大学に来られたころ、授業中の雑談でこんなことをおっしゃっていました。美濃部亮吉・東京都知事の時代、東京都にもケインズ流の財政政策を勧めて、実現したことがある。不況期に赤字財政を敷いて好況期の税収で取り返す計画だった…

コンテンツ大幅再編中

いろいろ技術的な理由があって、私のコンテンツはhttp://www.hnami.net/とhttp://hnami.sub.jp/に分かれています。要するに「管理のしっかりしたサイト」と「PHPが使いやすいサイト、wikiが運営しやすいサイト」は別なのです。 今回またPHP4からPHP5への移行…

ああまた半年書いてない

プログが滞ったきっかけは、公務員が勤務中に(勤務について)書いたブログが「勤務時間中に勤務じゃないことをやっている」という趣旨で処分対象になったことでした。その後、埼玉大学の規定が変わり、ここまで必要かと思うほどの裁量労働制が導入されました…

過剰流動性と金融政策

原油高騰に投機資金が大きな役割を果たしているといわれますが、そんなに世界中をぐるぐるしている資金なら、自分の国の株式市場などに流れ込んでくれれば、景気が良くなったり国債を引き受けてくれたりして都合がよさそうです。1980年代前半、アメリカはそ…

地域振興券と戻し税システム

地域振興券という商品券がむかし配布されました。個人消費を伸ばすために、「一定期間内に使わないと無効になるお金」を刷って配ってしまおうという計画。 これを経済学っぽく批判すると、ふたつの点に集約できると思います。ひとつは、「他のお金が貯金に回…

後期高齢者医療制度とCurse of Knowledge

最近母が亡くなって、役所の窓口によくお世話になります。保険の届出・申請窓口はまるで医療機関のような雰囲気で、何人分もの保険証を広げた前で、たぶん夫婦を代表してやってきたお年寄りに係員が長い説明をしていたり、難しいケースなのか3人ほどの係員が…

復活のテスト

数年前に勤務中の公務員がブログを書いて処分される事件があって、様子を見ているうちにブログの存在を忘れてしまいました。 そうこうするうちに埼玉大学の教員は裁量労働時間制を申し出られるようになりました。コアなしフレックスタイム、と思ってください…