2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

過剰流動性と金融政策

原油高騰に投機資金が大きな役割を果たしているといわれますが、そんなに世界中をぐるぐるしている資金なら、自分の国の株式市場などに流れ込んでくれれば、景気が良くなったり国債を引き受けてくれたりして都合がよさそうです。1980年代前半、アメリカはそ…

地域振興券と戻し税システム

地域振興券という商品券がむかし配布されました。個人消費を伸ばすために、「一定期間内に使わないと無効になるお金」を刷って配ってしまおうという計画。 これを経済学っぽく批判すると、ふたつの点に集約できると思います。ひとつは、「他のお金が貯金に回…

後期高齢者医療制度とCurse of Knowledge

最近母が亡くなって、役所の窓口によくお世話になります。保険の届出・申請窓口はまるで医療機関のような雰囲気で、何人分もの保険証を広げた前で、たぶん夫婦を代表してやってきたお年寄りに係員が長い説明をしていたり、難しいケースなのか3人ほどの係員が…

復活のテスト

数年前に勤務中の公務員がブログを書いて処分される事件があって、様子を見ているうちにブログの存在を忘れてしまいました。 そうこうするうちに埼玉大学の教員は裁量労働時間制を申し出られるようになりました。コアなしフレックスタイム、と思ってください…